血尿は、肉眼でわかるものと顕微鏡でしかわからないものに分けられ、前者の90%、後者の70%が泌尿器科の病気が原因であると言われています。残りは腎炎やネフローゼ症候群などの内科的疾患で、蛋白尿を伴っていることがよくあります。最近増えつづけている前立腺がん、膀胱がん、腎臓がんは、痛みなどを伴わない血尿のことが多いようです。そのため見つかったときには、既に進行がんであることもあります。もちろん、検査をしてもこれといった原因がなく問題にならないことも多々あり、過剰な心配をする必要はありませんが、以下のような症状等が見られる方は泌尿器科的検査を受けられることをお勧めします。
- 肉眼的血尿を認めた方
- 健康診断などで初めて血尿(尿潜血陽性)と言われた方
- 以前から尿潜血を指摘されているが検査をされたことのない方
初診時検査
尿顕微鏡検査、腹部超音波など

